国家公務員の仕事の内容

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国家公務員の仕事の内容

国民のためによりよい社会作りに貢献する

 国家公務員は、財務省、法務省、外務省、経済産業省などの省庁や、裁判所、国会などの国家機関に所属して、国の公式行事や国民全体にかかわる仕事を行う。仕事の内容は所属機関によってさまざまだが、大きく分けると次の4種類がある。(1)治安、外交、税金関係、(2)農業、工業、商業関係、(3)労働、厚生、社会福祉関係、(4)教育、文化関係。いずれにしても、国民のために国の予算を有効に運用し、暮らしやすい社会作りに貢献するという使命がある。

 日本の未来を思い描き、社会を構成する1人ひとりの生活がよりよくなるように、さまざまな業務に取り組めるのが国家公務員の仕事である。

 前述の通り、国家公務員と一口に言っても、採用された省庁、区分によって仕事内容は大きく変わる。例えば総合職採用試験を経て厚生労働省に入省した場合、児童保育や労働環境の改善について、制度や法律の改正案づくり、政策案のとりまとめなどを行う。一方で、例えば一般職採用試験を経て、気象庁に技術職として入省した場合、天候の観測や予測、地震の監視や震源の分析・確定など、物理学などの専門的知識を生かした仕事に取り組む。

 このように大まかに言って国家公務員の仕事は、行政の事務に関わる仕事と、技術的な仕事とに分かれている。どちらに関わるかは、採用試験を受験する際に区分として選択することができる。

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