国家公務員の勉強法

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国家公務員の勉強法

5教科7科目の基礎学力をしっかり学習しておくこと

 国家公務員は大まかに、政策の企画や立案に携わる「総合職」、事務系の仕事を担当する「一般職」、皇宮護衛官、国税専門官などの「専門職」の3つに分けられるが、ここでは「総合職」をめざす場合の勉強法について紹介する。

 総合職の採用試験は大学院修了者、あるいは大卒者(卒業見込み者)が対象だ。総合職志望者は、大学進学が必須だと考えておこう。学部・学科に関しては「この学部でなければいけない」という規程はないが、どの省庁で働くにしても、幅広い教養に加えて、行政、法律、経済に関する専門知識が欠かせない。法学、政治学、経済学などを学べる学部・学科に進むのが王道だろう。総合職試験(2022年度)の合格者の出身学校別の割合を見ると、国立大学66.6%、公立大学4.2%、私立大学28.4%、その他外国の大学等0.9%で、東京大学を筆頭に難関大学の出身者が多数を占める。特に難関国公立大学は共通テストで5教科7科目、二次試験で3、4科目が課されるケースがめだつ。入試においては、特定の科目に偏らず、実力をつけていくことが求められる。

 加えて、総合職採用試験では、「文章理解」「判断・数的推理」「自然・人文・社会」などの知識問題が課され、さらに英語の能力も加味される。幅広い教養、英語力、大学で学ぶ専門知識のベースとなる基礎学力を高校時代から培っておくように心がけたい。

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