保育士の将来性

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保育士の将来性

幼保一元化の動きが進む

 結婚、出産後も仕事を続ける女性が増え、保育所の不足が大きな課題となっている。こうした中、保育施設の充実を図るため、幼稚園と保育所の両方の機能を持つ「認定こども園」の普及を進めるなど、幼保一元化の動きが進んでいる。そのため最近では、保育士、幼稚園教諭の両方の資格を取得する人も増えてきている。

 幼保一元化に加え、特に不足している保育士を補うために、一部の自治体で「地域限定保育士試験」も活発に行われるようになってきた。この制度は地域限定保育士用の試験に合格した人に「地域限定保育士」としての資格を与えるものであり、保育士になるための新しいルートの一つだ。資格を得てから3年間その自治体で勤務することで、全国どの地域でも保育士として働くことができるようになる。

 一方で、保育士不足の原因としてよく挙げられる待遇の改善については、まだそれほど進んでいない現状がある。志望する人は、今後の社会の動きについてよく注目しておこう。

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