臨床心理士(CP)のやりがい

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臨床心理士のやりがい

人の心の重荷を取り除き、元気づける

 臨床心理士はさまざまな場所で活躍できる仕事であり、やりがいもある。例えば教育現場ではいじめや暴力、友人関係で困っている子ども・保護者によりそうことができる。一人ひとりの心の問題の解決が、クラスや学校の環境改善、さらには、その後の進路選択を円滑に進めることにつながることもある。「〇〇さんと仲直りできた」や「あなたのおかげで進路を決めることができた」と感謝されたとき、この仕事をしていてよかったと思えるだろう。

 医療分野では、外来・入院患者を問わず心の問題を抱えている人のカウンセリングを行う。「この人はこういう心理傾向がある」という臨床心理士の分析が患者へのケアの内容を左右することもある。医師などから「こういう情報を教えてもらってよかった」と感謝されたときは、患者はもちろん、チームの役に立てたという達成感を味わえる。

 司法機関で働く場合、主に罪を犯した人の分析や更生に携わることになる。罪を犯した人はさまざまなバックグランドを抱えている。そうした人に対し、温かい目線で悩みを聞いたり、立ち直るためのプログラムを考えたりすることが求められる。一般の人ではなかなか共感できないようなことでも、知識を生かして共感し、更生を支援する。心理の専門家だからこそできる、プライドを持てる仕事だ。

 そのほかにも、企業をはじめ臨床心理士が活躍できる場所は多いが、「人の元気を取り戻す」「心の重荷を軽くする」ことは共通している。共感性が高く思いやりにあふれた人であれば、どんな職場でもやりがいを持って業務に臨めるだろう。

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