臨床心理士の学校の選び方

臨床心理士

 精神的な悩みを抱えている人の相談に乗り、カウンセリングを行う職業。大学院を卒業しないと就くことができない、専門性の高い職業だ。病院をはじめとした医療機関だけでなく、学校、企業、刑務所など、さまざまな場所で活躍している。

臨床心理士の学校の選び方

臨床分野の心理学を学べる大学へ

 臨床心理士になるには、指定大学院を卒業して、受験資格を得る必要がある。指定の学校は2020年時点で全国に170校ある。大学院は大学と同じで、試験に合格して進学する。その大学院で学ぶ内容に関連した学問を学んでおいたほうが有利に受験できるので、今高校生のきみが臨床心理士をめざすのであれば、まずは心理学系の学部・学科に進学することを考えよう。
 心理学部や心理学科については、臨床分野を学べるかどうかを重視するといい。臨床心理士は人の心を実践的にケアする職業だからだ。
 なお2017年に国家資格「公認心理師」が生まれたことで、大学院のカリキュラムを臨床心理士養成から公認心理師養成に切り替える大学院や、両方に対応したカリキュラムを組む大学院が出始めている。仮に「A大学に進学し、そのままA大学院に進学しようと考えている」「臨床心理士に強いこだわりがある」場合、カリキュラムの変更が予定されていないか必ずチェックしよう。なお公認心理師は指定の“大学”を修了するだけで国家試験を受験できることもある。臨床心理士だけでなく、公認心理師の取得も考えている場合は、公認心理師養成に対応している大学を選ぼう。
 このように、臨床心理士は大学院の学びが絡むうえに、新しい国家資格が生まれたことで一種の過渡期にある。臨床心理士と公認心理師の違いを自分でも調べ、整理したうえで、大学院への進学を含めた学びのルートを考えてみよう。