臨床心理士(CP)の働き方と生活
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臨床心理士の働き方と生活
複数の職場を掛け持ちする人が多い
臨床心理士にはさまざまな職場がある。病院をはじめとした医療機関はもちろん、学校、児童相談所、企業の健康管理室、少年院・刑務所など、活躍の幅はとても広い。そしてどの職場で働くかによって、働き方や生活も変わってくる。
例えば病院に勤務する臨床心理士の場合、病院にやってきた患者に対し、検査やカウンセリングを行うなど、外来診療が1日の業務のほとんどを占める。患者がいない時間は、セラピーの準備やカルテの記入など、準備や事務作業に取り組むことが多い。ほかの医療職と同様に、事務仕事に時間がかかって、残業時間が延びてしまうこともあるようだ。
スクールカウンセラーとして学校現場で働く場合も、相談にやってくる生徒や教員への対応が多くの時間を占める。そのほかの時間では、授業を参観して生徒の様子を観察したり、福祉施設や行政の担当者と打ち合わせをすることが多い。生徒が自由になる放課後に相談が増えることもあって、夕方間近の方が忙しくなりがちだ。
臨床心理士の全体的な傾向として、非常勤での採用が多いことが挙げられる。特に学校現場では、病院などより勤務時間が短い、勤務日数が少ないといった理由から、複数の学校での業務を掛け持ちしている臨床心理士が少なくないようだ。
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