ケアマネージャー（介護支援専門員）のやりがい

高齢者がよりよく生きるための支えになれる

　高齢者やその家族にとって、介護制度は複雑に感じられることが少なくない。そうした人の悩みや相談に応えるのがケアマネージャーの主な仕事だ。相手の状況をよく聞き取り、最適なケアを考えて、丁寧に説明する。その結果、「あなたに相談してよかった」と感謝されたときに感じる達成感は大きなものだ。

　また、ケアマネージャーは利用者と長期的に接することも多い。一度相談して終わりではなく、利用者の最期の瞬間にまで関われること、終末期をよりよく過ごせるよう力を尽くせることも、働くうえでの大きなやりがいになるはずだ。

　ケアマネージャーが接することになる高齢者たちは、ほとんどの場合人生の大先輩だ。接する中で、高齢者だからこそできる話を聞かせてもらったり、人生について逆に教えられたりすることもある。人と関わることが好きな人であればとても働きやすいし、多くの学びを得られる職業だと言える。