職業情報 医療・看護系
理学療法士になるには
病気や事故にあった人のリハビリテーションや、高齢者の身体機能の維持・向上を手伝う医療スタッフが理学療法士だ。誰にとっても身体が動かなくなるのはつらいもの。リハビリテーションを通して多くの人の「生きやすさ」を支えることが理学療法士の使命だ。
理学療法士になるには
養成課程のある学校への入学が近道
理学療法士になるには、厚生労働省が実施する理学療法士国家試験に合格する必要がある。
試験を受験するには、理学療法学科など養成課程がある大学、短大、専門学校か、指定の養成施設で3年以上学び技術を身につけることが必要だ。国家試験の合格率は年度によってバラつきがあるが、おおむね7〜9割である。
養成施設は2019年時点で4年制大や3年制短大、専門学校など、全国に約260校あり、昼間部・夜間部を設置している学校もある。
教えて先輩!
理学療法士として働いている先輩に、理学療法士になってからについて聞いてみた!
Q. 理学療法士1年目ってどんなことをするの?
A. 理学療法士は就職した時点ですでに免許を持っているので、1年目でも一人前と言えば一人前。人手が足りない施設では入ってすぐに現場を任されることもあります。けれどそのため、なかにはうまく患者さんを診ることができない新人理学療法士が出てきてしまうのも事実です。そうなると困るのは患者さんなんですよね。
ただ、近年はそういった事態を未然に防ぐために、日本理学療法士協会や就職先の施設でしっかりと研修の期間をとるところが増えてきていますので安心してください。(31歳・男性・理学療法士歴9年目)
Q.理学療法士に必要な能力は?
A. 患者さんの体を支えたりするので、体力はあった方がいいですね。でもそれ以上にコミュニケーション能力が問われる仕事だと思います。
患者さんのなかには頑なに理学療法を拒んだり、いきなり体が動かなくなり悲観的になっている人もいます。そういった方々とも接して信頼関係を築き、理学療法へのやる気を高めてもらうことが重要になってきます。体を良くするためには、まずは心が良くならないといけませんからね。理学療法士は理学療法をするだけでなく、患者さんの心に寄り添うことも重要です。(31歳・男性・理学療法士歴9年目)
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