理学療法士(PT)になるには

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理学療法士になるには

養成課程のある学校への入学が近道

 理学療法士になるには、厚生労働省が実施する理学療法士国家試験に合格する必要がある。

 試験を受験するには、理学療法学科など養成課程がある大学や専門学校をはじめとした指定の養成施設(3年制、4年制)の卒業見込み、または技術を身につけることが必要だ。国家試験の合格率は年度によってバラつきがあるが、おおむね7〜9割である。

 養成施設は2023年時点で4年制大や3年制短大、専門学校など、全国に約270校あり、昼間部・夜間部を設置している学校もある。

教えて先輩!理学療法士として働いている先輩に、
理学療法士になってからについて聞いてみた!

理学療法士1年目ってどんなことをするの?
理学療法士は就職した時点ですでに免許を持っているので、1年目でも一人前と言えば一人前。人手が足りない施設では入ってすぐに現場を任されることもあります。けれどそのため、なかにはうまく患者さんを診ることができない新人理学療法士が出てきてしまうのも事実です。そうなると困るのは患者さんなんですよね。

ただ、近年はそういった事態を未然に防ぐために、日本理学療法士協会や就職先の施設でしっかりと研修の期間をとるところが増えてきていますので安心してください。(31歳・男性・理学療法士歴9年目)
理学療法士に必要な能力は?
患者さんの体を支えたりするので、体力はあった方がいいですね。でもそれ以上にコミュニケーション能力が問われる仕事だと思います。

患者さんのなかには頑なに理学療法を拒んだり、いきなり体が動かなくなり悲観的になっている人もいます。そういった方々とも接して信頼関係を築き、理学療法へのやる気を高めてもらうことが重要になってきます。体を良くするためには、まずは心が良くならないといけませんからね。理学療法士は理学療法をするだけでなく、患者さんの心に寄り添うことも重要です。(31歳・男性・理学療法士歴9年目)

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