作業療法士(OT)の資格

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作業療法士の資格

必須資格 … 作業療法士

 作業療法士として働くには、国家試験の合格者に与えられる「作業療法士」の資格が必要だ。大学や専門学校など、指定の養成施設を卒業(卒業見込み含む)することで受験することができる。筆記試験では、解剖学や運動学など専門的な知識に加えて、実際の作業療法をどこまで行えるかも審査の対象になる。

 2023年に実施された国家試験では、5719人が受験し、4793人が合格。合格率は83.8%と高い結果になった。ただし、多くの人がきちんと勉強した結果であり、合格率が高い=簡単な試験というわけではない。これからめざすのであれば、実際に就職してから活躍していくためにも、大学や専門学校で知識と実技のスキルの両方をしっかり身につけていこう。

そのほかにあると便利な資格

○認定作業療法士・専門作業療法士

 作業療法士の中でも、優れた知識・技能を持った人に認められる資格。5年以上の臨床経験に加え、さまざまな研修を受け、試験に合格することで得られる。専門作業療法士は、認定作業療法士として認められた人だけが受けられる資格。どちらも作業療法士になってからでないと取得できないが、就職後に継続して勉強し、仕事へのモチベーションを高めるうえで有効だ。

関連する職業

医師/歯科医師/看護師/保健師/薬剤師/理学療法士/臨床検査技師/診療放射線技師/細胞検査士/言語聴覚士/視能訓練士/はり師・きゅう師/音楽療法士/臨床工学技士/歯科技工士/歯科衛生士/薬品メーカー勤務/義肢装具士/柔道整復師/あん摩マッサージ指圧師/診療情報管理士

 作業療法士に関連した職業は、医療・看護系の職業から見つけることができる。このうち特に関連性が強いのは理学療法士、音楽療法士だ。リハビリテーションに関わる同じ職業として、実際の職場でも協力して仕事を行うことが多い。加えて、特に医療現場で働く場合、医師や看護師をはじめ、たくさんの医療職と「チーム医療」に取り組むことになる。進路の視野を広げるために、また実際に就職するうえでの予備知識をつけるために、ほかの医療系職業がどんな仕事を行うのか知っておこう。

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