精神保健福祉士(PSW)の将来性
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精神保健福祉士の将来性
活躍の場が増え、よりいっそう必要とされる立場に
わが国において何らかの精神障がいをもつ人は約420万人もおり、心の病を抱えた人は年々増加する傾向にある。精神障がい者をあらゆる面から支える精神保健福祉士にかかる期待は大きく、司法施設や教育機関など、これまでになかった新たな領域にも進出しつつある。今後も活躍の機会が増えていくだろう。
既に広がっている活躍の場として、例えば司法施設の場合、保護観察所が挙げられる。保護観察所は罪を犯した少年が問題なく更生できるよう、指導・支援を行う施設だ。罪を犯した少年の中には、精神に障がいを負った人もいる。こうした人を専門に社会復帰を手助けする職業として、精神保健福祉士の資格を持つ人がなれる専門職「社会復帰調整官」が注目されつつある。また、教育現場ではいじめや不登校に対応する存在として、一部の社会福祉士や精神保健福祉士が「スクールソーシャルワーカー」の名で働いている。
労働者の過労死や自殺が取りざたされている昨今、あらゆる場所で人はストレスを抱えるようになっている。人に話しづらい、理解されづらい心の病について、より多くの人が医療のサービスを受けて健康な生活を取り戻せるようになるうえで、精神保健福祉士の仕事は今後も重要なものであり続けるだろう。
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