助産師の将来性
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助産師の将来性
少子化が進んでも必要性は変わらない
少子化が問題視されているように、昨今日本では出生数が減少している。とはいえ出生数がゼロになることはないし、現在も毎年100万人単位で子どもは生まれている。今後も助産師という職業がなくなることはないだろう。また助産師は都市部の大型病院に偏在していて、地方や小規模医療施設では助産師が不足しているという指摘がある。医師のみでも分娩は可能だが、産前・産後とあらゆるステージで女性に寄り添うという、助産師ならではのケアは欠けてしまうかもしれない。逆に、こういった助産師が足りない地域・現場にこそ、これから助産師をめざす人の活躍の場があるとも言える。
少子化とは別に、女性の社会進出が進んだ今、出産を経験する女性のライフスタイルは大きく変化している。今後助産師が一層活躍していくためには、これまで以上に個々の女性の生活や価値観に配慮する、高度なケアの技術が求められるようになるだろう。また、ほかの医療従事者と同様に、助産師にもチーム医療への参画が求められている。助産所で働く場合、施設外の医師と協働することがもともと必要だった助産師だが、今後は働く場所を問わず、これまで以上にさまざまな人と連携して活躍することが重要になるだろう。
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