助産師の就職先・活躍できる場所

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助産師の就職先・活躍できる場所

病院・診療所がほとんどだが、助産所で働くことも

 助産師の主要な就職先は病院・診療所だ。2018年度の厚生労働省の調査によると、助産師約3万7000人のうち、約3万1300人が病院・診療所に就業していた。次に多いのが助産所だ。助産所で働く助産師は、同じ調査で約2100人だった。そのほか、市町村や保健所で働く助産師も少数ながらいる。

○病院

 病院の定義は、入院患者用のベッドが20床以上ある医療施設であること。国公立の病院も私立の病院もある。

 病院は診療所と違って、規模の大きい施設だ。特に大学病院や総合病院は、診療所では対処できない難しい分娩も取り扱う。医療技術やケアの面で、ハイレベルな対応を身につけるのに適した職場といえる。

○診療所(クリニック)

 入院患者用のベッドが19床以下の医療施設を診療所と呼ぶ。クリニックも同じ意味だ。

 診療所は正常分娩を多く扱うため、助産師が直接お産に関わる場面が多い。なるべく多く、自分の手で分娩を手伝いと思う人にうってつけの職場だ。ただし、診療所によっては人手不足で、非常に忙しく感じる場面があるかもしれない。

○助産所

 助産院と呼ばれることも。助産師が施設の責任者で、正常分娩のみを扱うことが特徴だ。異常があった場合は外部の医師と連携するが、基本的には助産師のみでお産を行う。病院や診療所で経験を積んだあと、独立・開業した人が助産師を立ち上げる。自分の施設を持ちたいと思った場合にめざすべきゴールとなる。

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