データサイエンティストの仕事の内容

データ分析だけではない幅広い業務

　データサイエンティストとは、ビッグデータを分析することでビジネスに役立つ新たな価値を見つけ出し、企業の業務改善や経営戦略などに生かすための情報を提供する仕事である。

　ビッグデータを分析するといっても、その担当する業務範囲は幅広い。まず、分析の対象となるビジネス業務における課題を洗い出し、達成目標の明確化、課題解決のための仮説立案を行い、その後、必要なデータの収集・分析・加工を行う。そこで得られた結果から仮説の検証を行い、最終的に決定した解決案をレポートにまとめて提言するということが一連の流れとなる。

　データ分析のためのIT活用技術はもとより、課題解決までをゴールとしているため、対象となる分野の専門性が求められ、また解決に導くための案をつくる発想力も重要となる。