秘書、議員秘書の働き方と生活

上司の都合に合わせて変則的な勤務になることも

　勤務先は一般企業や外資系企業のほか、大使館、大学、研究所、病院、法律事務所、議員事務所など広範囲に及ぶ。

　勤務時間は所属先により異なる。また、上司のスケジュールに合わせて早朝出勤や残業をしたり、休日に出勤したりすることもあり、時間は不規則になりがちだ。

　秘書は秘書として最初から採用されることもあれば、社内の異動を経て、秘書課に配属されることもある。企業にもよるが、普通はいきなり役員や社長の秘書に回されることはなく、部長クラスの秘書からキャリアが始まることが多い。その後、経験を積んで信頼を得ていくことで、より上の役職の秘書につけるようだ。

　また、秘書は役職のある人と、そのほかの人をつなぐ役目を担っている。ときには上司の依頼で別の部署の人に無理を通してもらわなければいけないこともあり、なるべく話を聞いてもらいやすいよう、人間関係に人一倍気を遣うようだ。人によってはストレスがたまりやすいと感じるかもしれない。