グラフィックデザイナーの就職先・活躍できる場所

花形は広告代理店、デザイン事務所

　グラフィックデザイナーの主要な就職先は、広告代理店とデザイン事務所だ。また、会社に属せずにフリーランスで活躍している人もいる。

○広告代理店

　企業から依頼を受けて、テレビコマーシャルやWEB、新聞、雑誌などの広告をつくる会社。コマーシャルのイメージが強いかもしれないが、駅で目を引くポスターを見たことがないだろうか。こうした紙の広告も、広告代理店が手がけている作品の一つだ。

　広告代理店の制作職は、クリエイティブディレクター、アートディレクター、デザイナーと、順番に役職が分かれている。クリエイティブディレクターは広告制作のトップで、企画の立案から予算管理まで、全体をまとめる役職だ。アートディレクターは実制作のトップとして、商品コンセプトを決めて、デザイナーやカメラマンを動かす役割を持っている。基本はデザイナーから昇進していくが、そのためにはデザインの技術だけでなく、クライアントやチームとうまく接するコミュニケーション能力や、アイデアを生み出す発想力も求められる。

○デザイン事務所

　文字通り、デザインをつくる会社だ。大手デザイン事務所には数百人もの人が勤めている会社もあるが、数人程度で仕事を回している小さな事務所も多い。ポスターのデザインに強い、WEBのデザインに強いなど、ほとんどのデザイン事務所が何かしら得意分野を持って、特にその分野で活躍している。

　デザイン事務所はよくホームページにデザイン集を載せている。調べてみると、と仕事のイメージがつきやすくなるだろう。