看護師の資格

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看護師の資格

必須資格 … 看護師

 看護師として働くためには、国家試験の合格者に与えられる「看護師」の資格が必要だ。大学や短大の看護系学科、看護学校を卒業することで受験資格を得ることができる。2023年の国家試験合格者数は約5万8000人、合格率は90.8%となった。このように、国家試験の合格率は例年9割前後を保っており、ほかの国家試験に比べて比較的高いと言える。

キャリアアップをめざせる資格

・認定看護師

 高い水準の技能・知識を持っていることを認められた看護師のこと。5年以上の実務経験を持ち、日本看護協会が認める養成課程を修めたうえで、認定審査に合格することで資格を得られる。全国で約2万人が認定看護師として活躍している。

・専門看護師

 認定看護師同様、日本看護協会に認められた資格。専門性の高い看護師として、臨床現場でのケアはもちろん、看護師やほかの医療職の相談に乗ったり、病院と訪問看護ステーションなどほかの看護施設との橋渡しを行ったりと、幅広い活動を行う。そのほか、大学などで看護の研究や教育を行うこともある。資格の取得には実務経験5年以上、看護系大学院の修士課程修了、認定審査の合格が必要。

そのほかに関連した資格

・保健師

 保健所や保健センターで、病気の予防や啓発のために働くのが保健師。看護師との業務と関連が深く、取得には看護師の資格が必要。看護師・保健師の資格を両方取得できる大学や専門学校を卒業するか、看護師の国家資格合格後、改めて保健師養成課程のある大学等を卒業することで受験資格を得ることができる。

・助産師

 出産の手助けをする職業。保健師同様、看護師の国家資格に合格することが資格取得の条件となっており、看護師や保健師と同時に資格取得をねらえる大学等がある。

関連する職業

医師/歯科医師/保健師/薬剤師/理学療法士/臨床検査技師/診療放射線技師/作業療法士/細胞検査士/視能訓練士/はり師・きゅう師/音楽療法士/臨床工学技士/歯科技工士/歯科衛生士/薬品メーカー勤務/義肢装具士/柔道整復師/あん摩マッサージ指圧師/診療情報管理士

 看護師に関連した資格は多岐にわたるが、そのほとんどが医療に携わる職業だ。なかでも医師や理学療法士、臨床検査技師などは、実際の医療現場でも一緒に働くことが多く、関連が強い。また、保健師と助産師はともに看護師の国家資格が必須であり、業務内容も重なり合う職業だ。看護師をめざす人も迷っている人も、関係の深い医療系の職業について調べ、看護師や医療への理解を深めておくといいだろう。

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※学校ページからパンフレットや願書の取り寄せが可能です。

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