診療情報管理士の仕事の内容
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診療情報管理士の仕事の内容
診療録を管理し整理する責任者
医師が病院で患者に行った医療行為を記録した診療録(カルテ)や検査記録などの診療情報を管理し、必要な場合は情報開示などを行うのが診療情報管理士の仕事だ。
診療情報管理士は、カルテに書かれている内容を読み取り、記入モレやミスがないかをチェック。そのうえで、国際的に共通する区分にしたがって、疾病や入院日数などの情報を記録する。こうした情報は医療費支払いの目安となったり、患者へのカルテ開示の際に役立てられたりする。
このように、診療情報管理士の仕事は「カルテのチェック」と「データ入力」、そして「データの管理」が中心だ。診療情報管理士がデータを適切に管理・分析することで、患者の個人情報やプライバシーが守られながら、病気の研究やよりよい医療、病院の経営のためにデータが運用されている。
また、入力するためのデータを医師などから集めることも診療情報管理士の仕事だ。例えば、病院には「退院サマリー」という記録がある。入院していた患者の病歴や経過をまとめたもので、退院後2週間以内に作成する。このサマリーが診療情報管理士の入力対象になっていて、医師がまだ提出していない場合、催促しなければならない。そのほか、データをもとに“がん”の集計・統計資料をつくることも。病気や病院に対する知識、ほかの医療職とのコミュニケーションも求められる専門職であることが診療情報管理士の特徴だ。
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