精神保健福祉士(PSW)の資格

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精神保健福祉士の資格

必須資格 … 精神保健福祉士

 精神保健福祉士として働くためには、国家試験の合格者に与えられる「精神保健福祉士」の資格が必要だ。国家試験には受験資格が定められており、福祉系の4年制大学を卒業する、一般の大学卒業後に指定の養成施設を卒業する、などさまざまな取得ルートがある。

 国家試験の問題は17の科目に分かれており、「精神疾患とその治療」「保健医療サービス」「権利擁護と成年後見制度」など、多岐にわたる分野から出題される。精神保健福祉士を志望する人は大学や養成施設でしっかりと学んでおこう。

 2022年に実施された国家試験は、6502人が受験し、うち4267人が合格。合格率は65.6%だった。近年の合格率は60%台でほぼ横ばい。決して低い合格率ではなく、努力すれば合格は難しくないだろう。

そのほかにあると便利な資格

○社会福祉士

 精神保健福祉士と業務がよく似た資格。福祉の支援が必要な人の相談に応じ、適切な支援を受けられるようさまざまな関連機関との調整役を果たす。社会福祉士の資格を持つ人、または登録申請中の人は、精神保健福祉士の国家試験のうち、社会福祉士の試験との共通科目の受験が免除される。

そのほかに関連した資格

社会福祉士/ ケアコミュニケーション検定

関連する職業

児童福祉司/児童指導員/児童厚生員/社会福祉士/介護福祉士/生活指導員/医療ソーシャルワーカー/ケースワーカー/介護職員/社会福祉施設寮母(寮父)/手話通訳者/心理カウンセラー/臨床心理士/ケアマネージャー

 精神保健福祉士に関連する職業は、社会福祉系の職業から見つけることができる。このうち社会福祉士は、業務の内容がよく似ている職業の一つであり、資格もある程度共通性を持っている。福祉関連の職業にはいくつか種類があり、かつ資格が必要である場合が多いので、就きたい職業を早めに決めて、どのようなルートで就職するか考えておくといいだろう。

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