プロゲーマーの将来性

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プロゲーマーの将来性

業界全体の見通しは明るいが、個人の活躍にはまだまだ工夫が必要

 プロゲーマーの活躍の舞台であるe-Sportsは比較的新しい産業だ。しかし、世界全体で見てみると、すでに数千億円規模のお金が動く一大産業となっている。国内の市場はまだまだ小さいが、e-Sportsという考えが広がってからその市場規模は右肩上がりで大きくなっているし、世界を舞台に活躍する日本人選手も登場してきている。新しいからこそ、今まさに成長の真っ只中にあり、これからの伸びしろにも大きな期待が持てる。これからe-Sportsがどんどん発展していくことで、活躍できるプロゲーマーの数も活躍の幅も一層広がっていくだろう。

 ただし、これらはあくまでプロゲーマーという職業について考えた場合の将来性であって、市場が大きくなるから誰でもなれるようになる、というわけではない。また一般的なスポーツ選手と同じく、反射神経をはじめとした身体能力の低下により、数年程度で引退してしまうプロゲーマーの存在も目立っている。個人として長く活躍し続けるには、純粋なゲームの技術に加えて動画配信や解説のスキルなど、さまざまな能力が問われる。これからめざすのであれば、自分自身は10年後にどんな活躍をしていたいか、長いビジョンを持って挑戦していってほしい。

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