不動産鑑定士の将来性

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不動産鑑定士の将来性

再開発の波でチャンスは多い

 土地の価格が常に不安定な日本では、不動産鑑定士の鑑定評価が義務づけられている対象はたくさんあるが、今後、不動産の国際化などが進めば、業務の範囲はさらに広がる可能性がある。そうなると、より多くの有資格者が求められるようになるだろう。

 また、今のところ不動産鑑定士の活躍の場は都市部に集中しているが、国土の狭い日本では全国的に土地の再開発が必要とされているので、地方でも独立開業のチャンスはある。

 一方で、不動産鑑定士の受験者数は以前に比べると減少しており、合格者数も少なくなっている。新しく不動産鑑定士になろうとする人が少ないために、現役の不動産鑑定士の高齢化が進んでしまっている。こうした現状を受けて、国は若い人や不動産業未経験の人にも不動産鑑定士に目を向けてもらうために、国家試験の制度を少しずつ変えている。実際に、ここ数年は合格率が上がったり、受験者数が増えたりしているようだ。今後はさらにチャンスが増えていくかもしれない。

 また、AIに代替される職業として不動産鑑定士が挙げられることがあるが、不動産鑑定士が行う評価は、ただデータから割り出すだけでなく、人が判断しなければならない部分がたくさんある。少なくとも、すぐに取って代わられることはないし、コンサルティングのような仕事がなくなることはないだろう。

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