消防官（消防吏員）の年収・給与・収入

収入

初任給 約25万9000円

　消防官は公務員であり、給与は自治体ごとの条例によって定められている。2023年の東京消防庁の新卒採用の場合、Ⅰ類（大卒程度）の初任給は25万9300円だった。ほかの地方公務員と同様に、採用試験の学力程度によって給与は多少変わり、Ⅱ類（短大卒程度）、Ⅲ類（高卒程度）はⅠ類より多少低い金額となっている。
　また、例えば火災などの災害現場に出動した際に支払われる「消防業務手当」や、緊急時に出勤した際に支払われる「緊急出動手当」といった特殊勤務手当も支給されている。部隊ごとの業務によっては、救出活動、高所での危険な活動、救急活動など、さまざまな活動に手当がつくようになっている。危険な現場に行くこともある以上、こうした手当が充実しているようだ。