消防官(消防吏員)の働き方と生活
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消防官の働き方と生活
いつでも出動できるよう交替で勤務する
仕事の性質上、いつでも現場に出動できることが求められるため、いくつかの班を編成し、交替で24時間勤務する体制が採られている。
また、自分の命をかけて人命救助を行う仕事なので、勤務時間中は常に緊張感を持って臨まなくてはならない。体力も必要であり、かなりきつい仕事だと言える。
「交替制勤務」の場合、午前8時前後に出勤し前の担当者から引き継ぎを受け、車両・機材の点検を行う。そのまま出場がなければ、事務処理を行ったり訓練を行ったりして1日を過ごす。当番制で夕食を準備し、夜も勤務を続ける。22時頃になると、交替でシャワー・仮眠を取る。別の人が仮眠を取っている間は通信勤務といって、消防署にかかってくる電話の対応を行う。朝方、車両の清掃を行って引き継ぎをすませたら、やっと勤務終了だ。勤務終了後は「非番」といって、緊急の呼び出しには応じなければいけないもの、基本的には仕事のない1日を過ごすことができる。当番、非番、休日を繰り返すサイクルが消防官の基本的な働き方となっている。
消防官は、出場の指令が出た場合に備えて、1分以内に出場することを目標に訓練していると言われている。その緊張感に加え、ハードな訓練、24時間の勤務をこなしていくには、かなりの体力が求められるだろう。
なお、総務や予防業務など、消防局で事務仕事を行っている職員は、一般的な会社員と同じように毎日同じ時間に勤務する「毎日勤務」で働いている。
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