TVディレクター、プロデューサーの将来展望
TVディレクターはテレビ番組の制作を指揮する職業。番組の企画や収録に必要な手配を行い、カメラマンや照明など、さまざまな技術者に指示を出す立場にある。プロデューサーはそのディレクターを監督し、制作予算の獲得をはじめ、資金や出演者の管理を行う職業だ。
TVディレクター、プロデューサーの将来性
視聴率競争激化で重要性が増す
テレビ業界の視聴率競争は極めて激しく、どのテレビ局も次々に新しい企画を打ち出している。そのため、プロデューサーやディレクターの果たす役割はいっそう重要になってきている。
また今後は、撮影から編集まで自らこなせる人材や、進歩する放送技術を生かした番組作りができる人材へのニーズが高まるだろう。
インターネットが発達したことにより、テレビを見ず、Webサイトから情報を得る人が増えている。また、インターネットを介した動画配信サービスも普及していて、中にはテレビに近い構成の「インターネットテレビ」サービスを行っている企業もある。テレビ局も、過去の放送分や放送に漏れた部分をWebにアップするなど、サービスを多角化させているが、以前に比べて厳しい状況にあると言えよう。若者のテレビ離れが深刻だと指摘されることもあるなかで、ユニークな番組、斬新な番組をつくっていくためにも、優秀なディレクターやプロデューサーが強く求められている。