イラストレーターの働き方と生活

イラストレーター

 雑誌やポスターをはじめ、さまざまなメディアで使われるイラストをつくる職業。クライアントから依頼を受け、相手の要望に合うよう絵を描くことが仕事だ。そのほか、描いたイラストを個展で公開するようなイラストレーターもいる。

イラストレーターの働き方と生活

フリーで働く場合が多く労働時間はさまざま

 イラストレーターはフリーで活動する場合がほとんどだ。仕上がりのサイズや制作手法によって1点あたりの制作時間が異なるため、労働時間は人によって変わってくる。フリーという立場は、自分のペースで仕事ができる反面、仕事の多い時期には、締め切りが重なって徹夜になることもよくある。

 フリーのイラストレーターの中には、主婦・主夫として家事や育児をしながら働いている人も多い。自分で仕事量を調整し、スケジュールも柔軟に組めるため、両立しやすいことが理由だろう。もちろん、バランスによっては収入や仕事量は減るだろうが、結婚や出産を経てもスキル次第で自由に働ける点はフリーのイラストレーターの魅力だと言える。同様に、「パラレルワーク」と言い、本業として会社勤めをこなしつつ、副業でイラスト制作を行うイラストレーターもいる。
 一方、いきなりフリーで働くのは大変なので、広告代理店やデザイン事務所に就職し、キャリアを積んでから独立をめざす人も。その場合、会社に属するため給与や待遇、勤務時間はフリーに比べると安定している。ただし、仕事が詰まって締め切りに追われる場合、会社勤めでも休日出勤や徹夜が生じることはある。
 また、イラストは作風が命なので、どこで働くにしても基本的には一人で作業を行うことになる。

教えて先輩!
イラストレーターとして働いている先輩に、勤務スケジュールについて聞いてみた!

Q.勤務のスケジュールを教えてください!

A. 会社にもよりますが、私の会社は朝10時に出勤。こういうクリエイティブな業界はどこもけっこう朝が遅めです。取引先の出版社などは、午前中に編集部に電話してもだれも出ないですし、携帯電話にかけるのも徹夜明けの編集さんを起こしてしまうようで気が引けます(笑)。なので、むしろ僕の会社は早い方かも。

出社したら軽く打ち合わせなどをして、あとはひたすら絵を描きます。休憩時間は個人で好きなタイミングで取ってよく、スケジュールに関しては自主性にゆだねられることが多いです。(25歳・男性・イラストレーター歴5年目)

Q.徹夜することもある?

A. 終業時間も人それぞれ。締切間近の急な発注がくることがあれば徹夜なんて当たり前ですし、仕事が詰まっている時期は土日しか家に帰れず、会社に泊まりっぱなしなんてことも…。

私の会社にも売れっ子の先輩がいますが、寝具やお泊まりセットなどをすべて持ち込んでおり、職場で生活できるようにしています。ああなりたいような、なりたくないような…といった感じです(笑)。(23歳・男性・イラストレーター歴2年目)

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