気象予報士の将来性

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気象予報士の将来性

ニーズの多様化で今後の活躍に期待

 社会生活や経済活動が多様化するに従って、災害対策、交通情報、漁業、農業、生活関連など、あらゆる分野でそれぞれのニーズに合った気象情報が求められるようになっており、気象予報士への期待は非常に高いと言える。

 特に天候が大きく影響するレジャー関係、流通関係や、天気予報番組などの映像メディアでの活躍が期待されている。

 ただし、まだ気象予報士が活躍できる職場は限られており、気象予報士の資格を取得しながら気象の業務に関わっていない人が大勢いるのが現状だ。資格を取った人のうち80%以上が気象に関係ない職業に就いており、気象予報に携わる仕事に就いている人はわずか12%だった。気象予報士の需要が現実の求人に追いつくのはまだ先のようだ。

 一方で、近年いくつかの自治体が独自の試みとして、専属の気象予報士を行政に取り入れるようになっている。毎年のように大規模な災害報道が行われるなかで、詳細かつ迅速に気象予報を行える専門家を行政に取り入れることで、防災や減災の効果を高めようとしているのだろう。今は少ないものの、今後はこうした形で、ゆるやかに求人が増えていくかもしれない。

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