気象予報士の働き方と生活

気象会社に勤務する場合シフト制で働くことが多い

　気象会社は、気象情報を24時間体制で提供しているため、気象予報士の勤務はシフト制を採ることが多く、早朝や深夜の勤務もあるようだ。

　また、テレビやラジオなどの天気予報番組が増加したことで、お天気キャスターとして天気情報を解説するなど、メディアでの活躍の場も広がってきている。

　メディアでの活躍をよく見かけるようになった一方で、気象予報士の国家資格を生かせる働き口はあまり多くないのが現状だ。気象庁の「気象予報士現況調査（令和２年度）」によると、国家資格を取得した後、気象に関係しない業務に就いている人が約88％と非常に多い。気象予報士に登録していても、気象予報を許可された会社で働く人が12％しかいない現状を考えると、そもそも気象予報士として収入を得ていくのはかなりの狭き門のようだ。