気象予報士の就職先・活躍できる場所

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気象予報士の就職先・活躍できる場所

メディアのほかに、気象会社という選択肢も

 気象予報士というと、いわゆるお天気キャスターとして、テレビやラジオに出演している人たちを想像しやすい。一方で、気象会社という専門的な会社で、気象データの分析を行っている人たちもいる。

○テレビ、ラジオなどのメディア

 テレビやラジオは、お天気キャスターとしての仕事の場だ。多くの人がイメージしている通り、番組に出演して気象情報を解説するのが主な仕事となる。ただし、番組への出演は1日の仕事の中のごく一部。それ以外にも、コーナーで使うコメントや資料の作成、気象情報の分析、スタッフたちとの打ち合わせ、リハーサルに反省会と、実はたくさんの仕事をこなしているのがお天気キャスターだ。また、天気予報は早朝から深夜まで、多くの時間帯で実施されている。一方で、出演する時間によっては深夜や早朝に起きてテレビ局・ラジオ局に向かうなど、ハードな生活を強いられる面もある。

○気象会社

 気象庁が発表するデータや独自に観測したデータを分析し、顧客に天気予報を伝えるのが民間の気象会社の役割だ。例えばインターネットで一部の地域の天気予報を見られるサイトがよくあるが、そうしたサイトに情報を提供しているのもこの気象会社。また、漁業や運輸業では、海が荒れると業務に支障をきたす場合や、海路を変更しなければならない可能性もある。こうした、天気の情報をいち早く正確に知りたい職場で働く人たちにに向けて、「いつ、どこの海が台風で荒れる」といったようなピンポイントのデータを提供している。直接メディアに出演することはないが、気象を分析してわかりやすく人に伝えるという点では、お天気キャスターと同様の役割をしていると言えるだろう。

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