パイロットの将来性

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パイロットの将来性

防災・人命救助での
需要高まる

 エアラインパイロットについては、格安航空会社の参入などから経営環境は厳しい状況にあり、採用や育成環境の変化が激しい。一方、防災や人命救助に活躍するヘリコプター操縦士への需要が拡大する中で、高齢化による操縦士不足が見込まれ、操縦士養成への期待が高まっている。

 他方で、その格安航空会社の参入などを背景に、将来的にはエアラインパイロットが足りなくなるという見通しも出ている。まず、パイロットの養成には非常に時間がかかる。大手航空会社が自社養成する場合、入社してから副操縦士になるまでに3〜4年程度、副操縦士から機長に昇進するまで7〜10年程度かかると言われている。しかし、飛行機に乗る人が増え、格安航空会社の参入によって必要なパイロット数が増しているうえに、今いるパイロットの高齢化が進んでいるために、パイロットの供給が追いつかなくなる可能性がある。

 だからといって、パイロットになるのが簡単になるわけではない。ただ、今後は大学をはじめ、民間の養成機関がさらに増えるなど、パイロットになるまでの道のりが変わっていくかもしれない。

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