ゲームプログラマーの仕事の内容

ゲームを動かすプログラムをつくる

　テレビゲームやスマホゲームの開発において、プログラミングを担当する職業。ゲームの開発、ゲームエンジンの開発、デバッグの３つを主に担当している。

　ゲームの開発はゲームプランナーなどが決めた仕様書（ゲームの設計図）にもとづいて進められる。例えばマップのつくり、装備品の効果、キャラクターの特性(特徴)などが書かれた仕様書を見ながら、ゲームプログラマーはその通りになるようプログラムをつくっていく。１本のゲームを形づくるプログラムは膨大な量になるので、分担して行うのが一般的だ。

　ゲームエンジンとは、簡単に言えばゲームの開発環境のこと。例えばステータスを表示させる、キャラクターを動かすといった基本的な表現を素材としてまとめ、開発を効率よく進めるためのソフトウェアだ。ゲーム開発が複雑になっている昨今、汎用的で世界的なシェアを占めるゲームエンジンが使われるようになっているが、つくりたいゲームの表現に合わせて自社製のエンジンをつくったり、汎用エンジンをカスタマイズして利用することがある。そういった際に実際のプログラミングを行うのもゲームプログラマーの仕事だ。

　ゲームが完成した後、バグが残っていないか確認する作業をデバッグという。バグを見つける作業自体はアルバイトなどが行うことが多いが、バグの修正はつくったプログラマー自身が行わなければならない。通常、一度で完成することはほとんどなく、αテスト、βテストと何度もテストを行って、ようやくリリースできるのが普通だ。