宇宙飛行士の将来性

国際宇宙ステーションの動向をチェック

　宇宙飛行士の職場は国際宇宙ステーションだが、国際宇宙ステーションは老朽化が進んでおり、2030年をめどに廃棄される予定となっている。とはいえ、過去には「運用できるのは2020年まで」と言われていた時期もあった。宇宙開発は予算が莫大にかかる関係もあって、こうした予定年限が変更になるなど、計画が流動的だ。2030年で本当に廃棄されるか、定期的にニュースを調べるようにするといいだろう。

　現在の国際宇宙ステーションに代わる、新しい宇宙ステーションの計画もいくつかある。例えばアメリカのNASA、ヨーロッパのESA、日本のJAXAは共同で月軌道上に宇宙ステーションを建造する計画を立てている。また中国はすでに独自の宇宙ステーション建設を進め、ロシアも宇宙ステーションの新設を計画しているところだ。史上初の有人宇宙飛行が行われてから既に60年経ち、たくさんの宇宙飛行士が宇宙を飛び交った。仮に国際宇宙ステーションがなくなっても、宇宙飛行士の活躍の場がなくなることはないだろう。