宇宙飛行士にふさわしい人

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宇宙飛行士にふさわしい人・適性

集中力やコミュニケーション能力など、多岐にわたるスキルを持つ人

 宇宙飛行士に求められる適性は多岐にわたり、一概にふさわしい人を決めることはできない。そこでまずはどんな適性が必要か、例を見てみよう。

 まずは集中力と手先の器用さだ。宇宙飛行士は動きづらい宇宙服を着て細かい作業をしたり、モニターを見ながらロボットアームを動かしたりする。もちろん宇宙に行く前に訓練は受けるが、限られた時間でこれらの仕事を達成するには、高い集中力と器用さが求められる。

 次に、コミュニケーション能力だ。国際宇宙ステーションにはさまざまな国籍の宇宙飛行士が滞在する。共通言語は英語だが、単に英語ができるだけでなく、相手の文化的な背景を尊重してコミュニケーションを取れる力が必要だ。また、ときには危険なミッションを行うこともあるし、小さなミスや問題が大問題に発展することもある。難しい状況であっても言葉を使ってきちんと説明ができる、他者と協働して問題を解決できるといった意味でも、コミュニケーション能力の高さは重要になる。

 そのほか、宇宙空間という特殊な状況で働ける体力やストレスへの強さ、厳しい環境でもくじけないバイタリティ、好奇心の高さなど、宇宙飛行士に求められる適性はたくさんある。ここで挙げたのもあくまで一例だ。こうした適性があるからといって簡単になれる職業ではないし、今適性がないからといってなれないとも限らない。「宇宙飛行士になりたい」と強く思うことも、立派な適性だ。今後どういった力をつけていくべきか、参考にしていこう。

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