自衛官の勉強法

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自衛官の勉強法

多くのルートに学科試験があり、「受験勉強」が欠かせない

 自衛官になるにはさまざまなルートがある。また、一口に自衛官と言っても多様な職種があり、職種によって、なるためのルートが限られている。したがって、どんな職種に就きたいのか、その職種をどのルートから目指すのかを早めに決めておけば、その分、必要な準備に時間を割ける。高校卒業以上の主な募集ルートはどれを選んでも、原則、学科試験がある。どのルートを選ぶにせよ、勉強をおろそかにできない点をまず頭に入れておきたい。

 高校卒業後、直接候補生を目指せるルートには、「自衛官候補生」「一般曹候補生」の採用試験がある。「自衛官候補生」は国語、数学、地歴公民、作文などが課される。「一般曹候補生」は英語、国語、数Ⅰ、作文などが課される。

 高校卒業後、自衛官になるための学校に進学するルートには、「防衛大学校」「防衛医科大学校」「海上・航空自衛隊校(航空学生)」がある。「防衛大学校」入試(一般)の科目は、人文・社会科学専攻の場合、英語、国語、数Ⅰ・A、Ⅱ・B、日本史・世界史から1、小論文など。理工学専攻の場合、英語、数Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ、物理・化学から1、小論文など。ほかの入試形式として推薦、総合選抜もあるが、いずれも英語などの学科試験が課される。「防衛医科大学校」の入試科目は、医学科の場合、英語、数Ⅰ・A、Ⅱ・B、Ⅲ、国語、物理・化学・生物から2、小論文など。看護学科の場合、英語、国語、数Ⅰ・A、物理・化学・生物から1、小論文など。「海上・航空自衛隊校(航空学生)」の入試科目は、英語、国語、数Ⅰ・A、Ⅱ、地歴公民科目または理科基礎科目から1、適性検査など。いずれの学校も、一般的な大学と同じかそれ以上の科目が課されるため、しっかりとした対策が必要だ。

 高校卒業後、一般の大学に進んだのち、「一般幹部候補生」の採用試験を受験するルートもある。採用試験では一般教養に加え、大学で学んだ専門分野について問われる専門科目がある。大学の学部を選ぶ際は、採用試験でどの科目を選択するかを頭においておこう。なお歯科、薬剤科の幹部候補生の採用試験は、それぞれ歯学科、薬学科を卒業する必要がある。

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