言語聴覚士(ST)の勉強法

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言語聴覚士の勉強法

国語や英語の学習を通して読解力・表現力を磨きたい

 言語聴覚士になるには大学の保健医療系学部、短大のリハビリテーション系の学科、あるいはリハビリテーション系の専門学校に進学し、言語聴覚士国家試験に合格することが求められる。まずはこれらの学校に進学することを目標にして、学習に取り組みたい。

 2022年現在、言語聴覚士の養成校となっている国公立大学は、県立広島大学のみ。同大学の前期試験は、大学入学共通テストで5教科6(7)科目、個別学力検査で面接が課される。国語、英語の配点が高いため、文系科目を中心にどの科目も偏りなく勉強しておくことが求められる。

私立大学の一般選抜は、英語が必須で、数学、国語、理科から残り1〜2科目を選択して受験するパターン、国語が必須で、数学、英語、理科から残り1〜2科目を選択して受験するパターンがよく見られる。英語、国語が必須科目に指定されているケースが多いので、特にこの2科目は力を入れて勉強しておきたい。

 短期大学や専門学校の試験は学校によって特徴が大きく異なるが、一般教養、作文、面接などを課す学校がめだつ。なるべく早めに志望校を決定し、効率よく対策を進めよう。

 言語聴覚士として活躍するには、コミュニケーション能力や「患者にわかりやすく説明する能力」が欠かせない。国語や英語の学習に力を入れ、読解力や表現力を磨いておくといいだろう。また、言語聴覚士国家試験では基礎医学や臨床医学の問題が出題される。勉強の土台として生物の知識も不可欠になる。受験科目として使わないとしても、高校生のうちにしっかり勉強しておくと将来役に立つはずだ。

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