地方公務員の学校の選び方

いろいろな視点から
この職業について調べてみよう

地方公務員の学校の選び方

試験対策の充実度が大きな目安になる

 地方公務員採用試験は、それぞれの地方自治体が独自に行っている。そのため、試験内容や受験資格は地域によって異なるが、上級(大卒程度)、中級(短大卒程度)、初級(高校卒程度)と分けて行われる場合や、東京都のようにⅠ類・Ⅱ類・Ⅲ類と分けて実施している地方自治体もある。試験区分によって給与体系や昇進スピードが変わるので、将来のキャリアを考えるのであれば、大卒程度試験を受けるつもりで進学するといい。なお、試験はあくまで「程度」なので、必ず大学に進学しなければならないわけではない。

 大学に進学する場合、特別有利な学部があるわけではないので、学びたい学問や将来関係していきたい分野(税に興味があるなら経済学部、福祉に興味があるなら福祉学部など)から選ぶといいだろう。また、公務員試験で専門試験が出題される場合は、法律系科目が含まれる。憲法、民法、行政法など法律の知識が必要になるので、法学部に進学するのも一つの手だ。

 どの大学に進学するとしても、公務員試験対策の充実度や合格率は見ておくといい。ほとんどの大学が公務員対策の講座を開講しているが、中にはOB・OGとの座談会や、合格した4年生の先輩との面談、学習法の説明会など、ユニークな取り組みを実施している大学もある。予備校の有料講座を割引された金額で受講できるなど、いろいろな取組みがあるので、対策の内容で大学を考えていくのもいいだろう。

オープンキャンパス情報を調べる

みんなが興味を持っている
職業は?

他の職業もチェックしてみよう!