管理栄養士、栄養士にふさわしい人

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管理栄養士、栄養士にふさわしい人・適性

食の知識を生かす応用力と豊かな感性

 まず、栄養について豊富な知識を持っていることが大前提。それだけでなく、食事や料理についての最新情報をメニューに生かしていく応用力、料理の味と栄養を両立する器用さが求められるため、大学や専門学校できちんと勉強することはもちろん、学校を出てからも自力で情報収集を続けられる勉強熱心な人に向いている。

 調理に携わる場合は調理師と、医療に携わる場合は医師や看護師と、協力して仕事を進めることが求められる。協調性があって、チームワークを尊重できる人に向いているだろう。志望する人は、学校の行事や部活など、学校生活の中で意識してみよう。

 そのほか、管理栄養士として病院で働く場合、食事について患者に指導をしたり、退院後の生活についてアドバイスしたりすることも多い。食生活全般の知識に加えて、説得力のある話し方ができると患者に信頼感を与えられるはずだ。また、栄養を通して人の健康を支えるという側面がより強い職場なので、自身も健康に興味があって、日頃から意識できている人だとなおいいだろう。

教えて先輩!栄養士・管理栄養士として働いている先輩に、
仕事のやりがいについて聞いてみた!

どんな時にやりがいを感じる?
病院で働いていたころは、食事のおかけかどうかは正直わかりませんが、患者さんが予定より早く退院したときなどに、ちょっとは回復の役に立てたのかな、と思ってうれしく思うことは多かったです。

現在は薬局で栄養相談員をやっているのですが、アドバイスしたお客さんが後日来て、「いわれたとおりの食生活をしたら体重が減ったよ」と直接お礼をいわれることも。やっぱり自分の知識が他人の役に立つと思うと、やりがいを感じますね。(30歳・女性・栄養士・管理栄養士歴7年目)
仕事の大変なところは?
病院の場合は、とにかく忙しい。調理担当のパートさんがいるとはいえ、仕込み、調理、盛り付け、配膳、皿洗い、献立作りとすべてをやらなければならないし、管理栄養士というのは責任のある立場ですから、いろいろと監督をする必要があるので、体力も気力も使います。

ちなみに、戻ってきた食器を見たら梅干しの種が残っていたりと、その人の献立にはないはずのものを人からもらって勝手に食べてしまう患者さんも。支給されるご飯じゃ物足りないんでしょうけど、「せっかく体のことを考えて一生懸命作ってるのになあ」とちょっと残念な気分になることもありますね。(26歳・女性・栄養士・管理栄養士歴4年目)

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