言語聴覚士(ST)の将来性

いろいろな視点から
この職業について調べてみよう

言語聴覚士の将来性

高齢化の進行で活躍の場が広がる

 高齢化の進行が著しい日本では、高齢者層を中心として脳血管障害などにより言語障害を生じる人は、今後増加傾向になると考えられる。それに伴い言語聴覚士の活躍の場も大きく広がっていくと言えるだろう。

 今後はさらに養成機関が増え、社会的認知度も高まることが期待される。

 特に、介護の現場での活躍に期待が持たれている。高齢者は先に挙げた脳血管障害以外にも、認知症や老化など、話す・聞くことへの障害を持ちやすい。話す・聞く訓練に加えて「食べる」訓練も行える言語聴覚士にとって、介護の現場は存分にスキルを生かせる場所になっていくだろう。

 一方で、同じリハビリテーションに関わる職業として、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士はひとくくりにされることが多い。ただし、言語聴覚士はこの中で最も数が少ない職業だ。理学療法士の国家試験合格者数は、累計19万人。一方の言語聴覚士は約3万6000人しかおらず、同じリハビリテーション職の中でも大きく差がついている。地域の偏りなく、よりよい医療や福祉を届けるために、言語聴覚士の人材育成が今後加速していくかもしれない。

資格取得可能な学校を調べる

※学校ページからパンフレットや願書の取り寄せが可能です。

オープンキャンパス情報を調べる

みんなが興味を持っている
職業は?

他の職業もチェックしてみよう!